ルール1:FXは絶対に本気にならない。体調を壊さない程度。

FX 僕のルール

ルール1:FXは絶対に本気にならない。体調を壊さない程度。

 

市場は無敵です。疲れを知らず、力も落ちません。つまり、エネルギーの塊―それが市場です。

そのエネルギーを動かしているのは何でしょうか?お金でしょうか?答えは、金銭欲が強い人間の欲望です。そして、世界中の人間が市場参加者となります。貧乏人も金持ちも、全ての市場参加者には尽きることのない欲望があります。

また、多くの市場参加者は、愚かです(もちろん私も含めて)。ここでいう「愚か」とは、お金を失ってしまう人々のことです。しかし話を元に戻しましょう、市場は無敵です。つまり、AIを除けばFX市場に参加している人は、いずれ負ける運命にあるのです。

それでも私は金持ちになりたい、億トレーダーになりたいと夢見る人に、次のアドバイスをしたいです。「FX取引に本気にならないこと。どうしてもやりたいなら、体調を崩さない程度にしてください」。

私は、日々のジョギングや十分な睡眠を犠牲にしないようにしています。たとえ相場が動いている時でも、ジョギングのタイミングを逃さないようにしています。疲れを知らず、無敵な市場はいくらでも機会を提供してくれます。

そして何よりも大切なのは、体調を万全にして挑むことです。体調やメンタルを含め、それが万全であれば、勝つチャンスはあります。

FX市場の力は、重力のようなものです。常に私たちにプレッシャーをかけていますが、健康的な身体や健全な精神を持つ人間は、そのプレッシャーに打ち勝つことができます。当然、そうした人々も年を取るにつれて、徐々に重力に負けて老化していきます。それでも、どんなに年を取っても、健康や精神状態を最善に保っていれば、FXトレードを継続することができると私は信じています。

FXで生計を立てたい、億トレーダーになりたい、高級車を購入したいといった夢は持たないことです。ある有名なFXトレーダーは、これまでの方法では負け続けていたので、来月からスキャルピングに挑戦しようと考えています。彼はまだトレードがどのようなものか理解していないのです。スキャルピングのような超短期トレードで勝つ人はいますが、その人たちは深い洞察と、自己の性格をよく理解し、途方もない自制心を持って無理を抑えています。それを才能と呼ぶかどうかはわかりませんが、その方法で市場に勝ち続ける人は非常に稀です。先に述べたトレーダーは、さらに損失を膨らませ、絶望するのも時間の問題でしょう。

つまり、FX市場で勝つためにはそれに本気にならず、体調を壊さないこと。そうすることでいざ市場から撤退するべしというときに、賢明な判断ができるのです。FXトレードにおいて健全なメンタルを、運動や十分な睡眠によって保つことは利益を出すためではなく、いずれしなければならない撤退時にとても非常に重要なのです。

 

自分が何者であるか。そして自分にとっての幸せとは何か、こう言った問いかけを忘れずに心がけて下さい。